2020年9月7日月曜日

みんなで、"守ろう”としているからやろうな――


「何で――誰も破らへんの?」
という素直な疑問を大輔は優先した。
「そうやなあ」
ふたたび、例の「モダン焼き」の調子で、
幸一は手のひらをあてた。
「みんなで、"守ろう”としているからやろうな――」

―小説『プリンセス・トヨトミ』より―