今日のイラストは、2012年の十二支、辰です。
2016年は申だし、2017年は酉だし、なぜ辰? と思われますよね。
話しを引っ張らせていただきます。辰→龍と覚えておいてくださいね。
11日は、山の神のお話を綴りました。 >> 12月12日は、山の神の日
その中で、磐長姫のことを書きましたが、瓊々杵尊から大山祇神の元に送り返された磐長姫はどうしたのでしょうか?
じつは!
京都の貴船神社にお静まりになったのです。
「我長くここにありて縁結びの神として世のため人のために良縁を得させん」
出典:貴船神社
そのように言われて、磐長姫は貴船神社の結社(ゆいのやしろ)に、男女の縁を結ぶ神として鎮座されたのです。
平安時代の歌人・和泉式部が夫の心変わりに悩み、結社に参詣し和歌を捧げたところ、願いがかなったといいます。
今夏、貴船神社に参拝し、イワ姫のお社にもおうかがいさせていただきましたが、イワ姫のお社とはわからずに参拝しておりました(汗)イワ姫、失礼いたしました。
自然に包まれた貴船神社は、とっても居心地がよかったです。
子どもたちは「魚沼と似ているねぇ~」と言っていました。
貴船神社 連理の杉と末社・日吉社 |
本殿の下には「龍穴」と呼ばれる穴があいていて、日本三代龍穴のうちのひとつです。
龍穴は神聖なものであるため、誰も見ることが許されないと言います。
さぁ、引っ張りましたが、ここで「龍」がでてきました。
ということで、今日のイラストは龍をアップいたしました!
話しを日本三代龍穴に戻します。
貴船の龍穴のほかの2つはどこか。
それは……また今度。
うそです。
奈良県の室井龍穴神社奥宮と、備前の龍穴です。
風水だと、龍脈を通じてエネルギーが流れ、そのエネルギーが溜まる場所を龍穴と言い、繁栄される土地のことを示しています。
日本国内の大きな龍穴には、お社が鎮座しているようですよ。中央構造線沿いの龍穴がある場所には、神社や仏閣があるという話も。真偽のほどはわかりませんが……。
ヒネクレタ思考としては、穴があいていたり、近付くと危ないから人が近付かないようにお社を建てたなどと考えてしまいます。
自然を敬う古人の心、自然の神秘ですね。
さて、2017年カレンダー 1月 越後駒ヶ岳のイラストで越後駒ヶ岳の明神峠についてご紹介しましたが、駒ノ湯方面の分岐点に「大明神」と掲げられた小屋が立っています。
こちら、御祭神は木花咲耶姫です!
そして、2017年カレンダー 2月 八海山のイラストで紹介した八海山。
大崎登山口近くにある八海山尊神社には、瓊々杵尊、木花咲耶姫、大山祇尊が祀られています。
おやおや。イワ姫だけ仲間外れですね……なぜでしょう?
ところで、wiki先生によりますと、大山祇尊を祀る神社は、全国で新潟県が一番多いそうです。
越後駒ヶ岳、八海山とくれば……越後三山の中ノ岳が気になるところです。
はい、2017年カレンダーとしてアップしております。
>>2017年カレンダー 10月 中ノ岳のイラスト
中ノ岳には、御嶽山大神・国常立尊が祀られています。
神様登山マップを作ったら面白そうですね。レイラインとかが出てきたりして~。いやいや。
そういえば、中ノ岳の御祭神の御嶽山大神って聞いたことがないですが……?
調べてみましょうかね。
貴船神社 水占みくじを結ぶ場所付近にいらしたカエルさん |