こんにちは、魚沼工房のさとうです。
今日のイラストは、雪道をゆく瞽女さんです。
瞽女さんは、三味線や琴を弾き語りながら、各地を巡る盲目の女性芸能者のことを言います。
近年まで活躍されていた、小林ハルさんは「長岡瞽女」と呼ばれています。
私が子どものころ、冬の寒い日、瞽女さんが家を訪れたことがあります。
とよじいと清子と一緒に、瞽女さんの弾き語りを聞いたのですが、
子どもでしたからね、怖いというイメージを抱きました。
先頭の女性の肩に手を置き、その人の肩に後ろの人が手を置く。
列になり、瞽女さんは暗い雪の中を歩いて行きました。
さて、今日のイラストはツギハギだらけですが、実際はツギハギではありません。
スキャナに紙が入らず、分けてスキャンしたところ、ツギハギ状態になりました。
おしゃれかなと思って、そのまま加工せず、ツギハギでアップさせていただきました。
紙のサイズはA3×1.5ほどでしょうか?
いわゆる、大洋紙に書かれているのですが……。
大洋紙? と思った人がほとんどですよね。
新潟県民の方、大洋紙は他県では通じません。
大洋紙ではなく、模造紙です。
大きな紙ということで、新潟県では大洋紙と言います。
ちなみに、wiki先生によると、
山形県では大判紙。富山県ではガンピ。
鹿児島では広幅用紙。九州では広用紙。
など、その土地土地で呼び方が変わるようです。
詳しくは⇒
゛模造紙”の呼び方で出身地がわかる
共通語や共通の風習だと思っていたら「違うの!?」
と気付いたときのカルチャーショックっていったらねぇ、アナタ。
今年の夏、平等院に行ったとき、お正月のお焚き上げでスルメを焼くのは新潟だけだって知ってビックリでしたよ。
「なんで、平等院とスルメが結びつく!?」のかについては、機会があったらお話しさせていただきますねぇ。