2017年4月30日日曜日

米山講について 米山の石仏のイラスト 






今日のイラストは、柏崎市にある米山の下牧林道コースにある石仏です。

米山は新潟県柏崎市にある標高993mの山です。
奈良時代の和銅5年(712年)に泰澄大師により開山され、農業神、病気平癒の神として、多くの人々の信仰の対象とされています。

その頂上に「薬師如来」を祀るお堂があり、古くから信仰の山でした。
近隣はもちろん、地方からも大勢参拝者が訪れたそうです。

登山ルート途中には、十二神将が祀られている薬師堂があります。


越後の米山薬師は、九州日向の「法華嶽薬師(ほっけだけ)」・三河の「鳳来寺薬師(ほうらいじ)」と並んで日本三大薬師の一つとして知られている。

薬師如来は、この世の病苦を取り除いてくれる仏様である。
如来のなかで、薬師如来だけが薬の入った壷を持っている。

薬師様は十二神将を従えており、薬師十二神将とも呼ばれ、其の役目は薬師如来の手助けと、如来を信仰する人々を守護すると言われている。

参照:山頂案内板より



八海山信仰と十二山神社の関係性、でも触れさせていただきましたが、八海山の本地仏は薬師如来で、薬師如来の眷属は十二神将です。

そして、行者が八海山信仰を広めたと言われており、新潟県は十二山神社、十二神社が多くあります。

八海山には霊神碑が多く残されているのですが、米山近辺では「米山塔」という石塔が多く見られます。

これは、米山信仰をする「講」の方々が、米山薬師如来の分身として作ったものです。

「講」の説明が難しいのですが、グループ的な感じですよね。
昔だと、毎月ある日にちに集まり、経文をとなえるなどした後、食事を楽しみながら語り合う。

江戸時代には、庚申講というのがあり、庚申の夜に村人が集まって神を祀り、会食をしながら徹夜で夜を過ごすという風習がありました。

これは、庚申の日の夜に人が眠った後、人間の体にいる虫が閻魔大王に日頃の行いを報告しにいくということから、庚申の日は寝ないで過ごすという言い伝えからきています。

「講」は近隣の人々の社交の場であり、情報共有の場だったのでしょうね。


※米山は5月28日に山開きが行われ、山開き登山が行われるそうです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください⇒柏崎市 米山の山野草 米山山開き登山





2017年4月29日土曜日

弥彦神社の某神社の祭神とは?

弥彦山の寒櫻

季節が1ケ月ほど遅れていますが、弥彦山の寒桜です。 寒桜が咲くと「もうすぐ、春だなぁ~」という気持ちになりますよね。

弥彦山は、新潟県西蒲原郡弥彦村と長岡市の境にある、標高634mの山です。
 ここで、気づいていただけると嬉しいのですが、弥彦山の標高は634。
スカイツリーと同じ高さなのです!

余談ですが、弥彦山山頂付近のレストランでは「ツリーパフェ」が634円で提供されています。
弥彦のお菓子といえば、パンダの形のなかに餡がはいっている、分水堂菓子舗さんの「パンダ焼き」が有名ですが「ツリーパフェ」も食べてみてください。

さて、弥彦山。

弥彦山には越後一ノ宮である、弥彦神社があります。
越後平野に鎮座する弥彦山自体がご神体であり「万葉集」にも
伊夜比古おのれ神さび 青雲のたなびく日すら 小雨そぼ降る
伊夜比古 神の麓に今日らもか 鹿の伏すらむ皮衣きて 角つきながら

伊夜比古と、その名が詠まれているように、古くから信仰の対象になっている山です。
そして、弥彦山の麓にある弥彦神社は、神武天皇の東遷に功績があった神として、多くの武人や朝廷からも篤く崇敬されていました。

弥彦神社の祭神「天香久山命」について


弥彦神社の祭神は、天香久山命。
天香久山命は──。

饒速日尊と天道日女命との間に生まれた神(天照太神の曾孫神)で、尾張氏等の祖神とされ、物部氏等の祖神である宇摩志摩治命とは母神を異にする兄弟神。

神武天皇の大和国平定後、勅命を受け越国を平定、開拓に従事した人物です。

ちなみに、8代孝元天皇の第一皇子である大彦命が「越」を平定した人物であることから、弥彦神社の祭神は「大彦命」ではないのか、という一説もあります。
弥彦神社は、御祭神は「天香久山命」ですよ~と言っています。 ごもっともです(^_^;)

ちなみに、天香久山命が祭神の神社は弥彦神社の他

・新潟県小千谷の魚沼神社
・愛知県の尾張戸神社

の3社。かなり少ないです。

愛知県の尾張戸神社は東谷山の山頂にあり、東谷山は古くから信仰を集めた霊山で、尾張戸神社古墳・中社古墳・南社古墳・白鳥塚古墳など尾張地区最大規模の古墳群存在しています。

弥彦神社でも土器が出た場所があるのですが、詳しい調査は行われていません。 その理由は、土器が出たのが「某神社」と呼ばれる、特別な場所であるから──。

弥彦神社の某神社


弥彦神社の某神社は、弥彦神社の二の鳥居から奥に進んだ場所にひっそりと祀られています。 由縁、祭神など不明ながらも、大切に祀られている神社──。

学生社発行の書籍「彌彦神社」に、某神社のことが次のように書かれています。

御祭神に関しては、もともとこの地の神様であったとか、荒ぶる神をとじこめた塚であるとか、また垣根内の木を切った、石を取った、土を削るとその当人が不慮の事故に遭遇したものだとする古老の強い口調の言い伝えが残っている。

なんだか、千代田区の……平将門公の首塚みたいですね。

さらには過去の考古学ブームのおりには、この社の周辺から祭器具とみられる土器を見つけたなどとして、考古学係者より発掘の申し出などもひんぱんにあったと聞くが、「いずれも行われなかった」など、神秘にして不可思議なる霊感ただよう大神の領域として、だれひとりとして手をつけかねる思いに駆られる場である。

でも、最初の土器発見者は、無事だったのでしょうかね?





某神社の某とは?


ここで、弥彦の某神社の「荒ぶる神」がどういった神様なのか気になったので、調べてみたところ「阿彦」という人物に行きつきました。

阿彦は祟神天皇の頃「越」を拠点にしていた氏族ですが、祟神天皇が派遣した四道将軍の一人「大彦命」に制圧されたといいます。

大彦命は「越」を平定し、弥彦神社の祭神ではないかという説もある人物。
ちなみに、どの地域を「越」としていたのかについて、その範囲について
敦賀の氣比神宮から船出し日本海を北上して、羽咋の気多大社を経て、さらに弥彦神社がある弥彦山を右手に見るまでを一つの地域として「越」と呼んだ
  とwikipediaに記されています。

現在、スポーツなどの大会で「北信越大会」として、富山、石川、福井(北陸3県)と長野、新潟(信越)を合わせたくくりにしているのですが「北信越広範囲すぎるよ!」と思っていましたが、この「越」の範囲から続いているものなのかもしれませんね(汗)

話しを戻します。

先に天香久山命を祭神としているのは、弥彦神社と尾張戸神社と新潟県小千谷にある魚沼神社とお伝えしましたが、魚沼神社は天香語山命のほかに、豊玉姫命と阿彦を祭神として祀っています。

魚沼神社は1780年以前は「上弥彦大明神」と呼ばれ、祭神は弥彦神社と同じ「天香久山命」であり、弥彦神社に次ぐ越後二之宮と称していたそうです。

今の地理感覚からすると、弥彦と小千谷とでは場所的に距離があり、なんというか繋がりが見えてこないのですが、小千谷は魚野川と信濃川が合流する地点で、川を交通手段としていた時代には現在よりも重要な地点であったようです。

古代には弥彦との繋がりが深く、大彦命に敗れた阿彦が小千谷へと落ち延びた……のかもしれません。

小千谷で阿彦は討たれ、魚沼神社に祀られた。

さらに、弥彦神社の某神社の祭神を阿彦と考えた場合。

大和朝廷は、その死後も阿彦を恐れ、弥彦神社の一角に阿彦を荒御霊として祀ったのかもしれません──。

このあたりのことは、東北の阿弖流為とねぶた祭にも似ていますね。
ねぶたの由来は「眠り流し」ではない?

天香久山命と阿彦をセットで祀らなければいけなかったのか?



某神社の祭神が阿彦だったという想定で考えたとき、
天香久山命を祭神としている愛知県の尾張戸神社にも、阿彦が祀られているのか? と思ったのですが、違いました(汗)

その昔、尾張の国はのちの尾張氏となる海人氏ともう一つの勢力が支配していました。
海人氏は大和朝廷にさからわず、婚姻による関係を結び勢力を強化していきます。

尾張氏の祖神は天香久山命とされているので、尾張戸神社では祖神として天香久山命を祭神として祀っているのでしょう。

越を平定、開拓した人物ということで、 天香久山命が弥彦神社に祀られているのなら、新潟県だけではなく、北陸三県にも天香久山命を祀る神社があってもいいような気がするのですが、富山、福井では「天香語山命」「天香山命」といった神名のご祭神はみられますが、弥彦神社と同じ天香久山命という神名のご祭神は見つけることができませんでした。

小千谷の魚沼神社のように、阿彦を祀るときは、天香久山命とともに祀らなければいけない理由があるのでは? と想像してみました。

天香久山命(表)、阿彦(裏)とか。

「天香久山命」と朝廷に討たれた阿彦も神として祭ることで、陰陽合わせて、越の守護を願ったのかも?
もう少し調べないとわからないですね。 天香久山命と阿彦について追っていこうと思います。




2017年4月28日金曜日

魚沼芝桜まつり 桜のイラスト その2





昨日に引き続き、桜のイラストです。

さくらは、幹枝の茶色と花のピンク、葉の緑が美しいですよね。

いまは、サクラは散り、芝桜が満開を迎えています。

GWころ、魚沼市の根小屋では芝桜が満開を迎えます。

魚沼芝桜まつり

2017年5月6日(土曜日)~2017年5月21日(日曜日)

◆期間中、土・日・祝日限定特典
・芝桜の苗プレゼント 9時~(1日限定 100株)※販売もあり

◆期間中イベント
・管理棟2階ボランティアルームにて石川雲蝶、清水上遺跡の写真パネル展開催

◆春の里山ガイドツアー
・5月7日、13日 時間10時30分から12時 参加費300円 定員20名程度




16万株の芝桜が咲き誇る様子は圧巻。
いろとりどりの絨毯のようです。


関越道堀之内ICすぐ近くですので、よかったら立ち寄ってみてくださいね。


堀之内根小屋には「日本のミケランジェロ」と呼ばれた、石川雲蝶が手掛けた彫刻が残る
永林寺もありますので、ご一緒にいかがでしょうか?



2017年4月27日木曜日

桜のイラスト




桜も季節が終わり、花が散ってしまいましたね。

浦佐毘沙門堂の隣、千住院の樹齢200年の垂れ桜が見ごろ(ちょい過ぎ)で、夜間もライトアップされているようです。

4月第一週に浦佐毘沙門堂に行ったときは、まだまだ何もない状態でした。

枝垂桜の幹に巻いていたのでしょうか? ゴザが河川の手すりで虫干しされていました。

桜というと花の盛りが綺麗ですが、葉桜になって、残っている花が風に飛ばされ、チラチラと散っていく姿も美しいと思います。


2017年4月26日水曜日

角田山の山野草イラスト ツバキ




先日、おとといに引き続き、角田山の山野草です。
ツバキですね。

椿は言い伝えやいわれの多い花ですが、年月を経たツバキは「化ける」という言い伝えがあるそうです。

江戸時代の浮世絵師・鳥山石燕の妖怪画集「今昔画図続百鬼」に、
古い椿の木に精霊が宿り、人をたぶらかすという絵と記述があります。

この画集の古椿の霊はモコモコしていて、あまり愛らしくないです…。



浦佐毘沙門堂の前立仏がツバキの木でできていて、この浦佐毘沙門堂のツバキと同じ木で作られたという毘沙門天が新潟県各地に点在していますが
 
浦佐毘沙門堂裸押合い祭 毘沙門天像の謎

人々にとって、椿という木は神聖なものだったのでしょうね。


ところで、私はツバキというと、日本昔話の「夢を買う」を思い出します。



一人の商人と絵描きが旅の途中で出会い、商人が身の上話をしていると、
絵描きは眠ってしまう。

すると、眠った絵描きの鼻の穴からアブが出てきて、
しばらくするとアブは戻って来て、絵描きの鼻の穴に入る。

目が覚めた絵描きは、不思議な夢を見たと言って
山向こうの長者の屋敷の庭に白い椿の花がさく木があり、
その側にアブがいて、木の根元を掘ると黄金が入った壺が出てきたというのだ。

商人は絵描きに「その夢買った!」と言い、金銭を渡して、山向こうへと向かう。

はたしてそこには長者の家があり、庭には沢山の椿が植えられていたが……。

 参照:まんが日本昔ばなし「夢を買う」



椿に咲く花は、白ではなく赤なんですねぇ。
何本もある椿の木に咲くのは、全て赤い椿の花。


夢を信じて、長者の家で奉公人として働き続ける商人の姿が
四季の移ろいとともに描かれます。

椿の花が咲き、白い花がなくてガッカリする。
夏の盛りに庭を掃除。秋の枯葉を掃除する。
雪が降る中、蓑笠つけて掃除をする。

何度も何度も月日が巡る。


夢を信じて努力をすれば報われるという、良いお話しです。


このお話は、佐渡島の昔話だそうですよ。

2017年4月25日火曜日

角田山の山野草イラスト カタバミ



角田山の登山路は7つのコースがあります。
今日のイラストは「湯之腰」コースに咲いていた山野草「カタバミ」です。

湯之腰コースは、越前浜にあるカーブドッチ付近から登るコースです。



ちょっと急な箇所もあるので「やや難」なコースですが、新潟市の様子が一望できますし、
湯之腰温泉で汗を流してから帰ることもできますよ~♪

2017年4月24日月曜日

角田山の山野草イラスト イカリ草、雪割草、コバイモ



今日のイラストは、新潟市西蒲区の「角田山」に咲く山野草のイラストです。

角田山は登山コースが七箇所あり、初心者から熟練者まで、それぞれが登山を楽しめます。

また、春になると雪割草が咲き誇り、イラストのようにいろいろな山野草と競うように花を咲かせます。

雪割草が咲くコースは、上記七箇所のうち四箇所。


・五ケ峠登山口⇒なだらかで登りやすく、家族向け。

・灯台登山口⇒先日ご紹介した米山や佐渡が見えます。

 柏崎市 米山の山野草 米山山開き登山

・浦浜登山口⇒五ヶ浜~大深山経由山頂へ至るコース。

・福井ほたるの里登山口⇒なだらかで登りやすい。登山口には「じょんのび館」があります♪


角田山の雪割草は4月上旬が見頃で、いまは散り果てのようです(汗)が、
新緑や他の山野草が咲いていると思います。

2017年4月23日日曜日

米山の山野草イラスト  米山山開き登山






今日のイラストは、新潟県柏崎市にある、標高993mの「米山」に咲く山野草です。

米山は「越後富士」と呼ばれる霊峰。

今年は5月28日に山開きが行われ、山開き登山が行われるそうです。

2017年は、柿崎観光協会50周年を記念して、参加者全員に特製「米山てぬぐい」をプレゼントしてくれるそうですよ♪

さらに!護符と豚汁のサービスがつくとのこと♪

4月13日から参加申し込み受付中で、先着100名まで参加可能。

詳細は柏崎観光協会ホームページまで。


【米山山開き登山】


・2017年5月28日(日曜日)※荒天の際は中止の場合あり

・料金 大人2000円、中学生以下1000円
・先着100名
・駐車場 有

・柏崎区総合事務所前集合

・アクセス 北陸自動車道「柿崎IC」より車で3分、信越本線「柿崎駅」より徒歩10分

2017年4月21日金曜日

2017年5月6月卓上カレンダー エイザンスミレ、紫陽花のイラスト

2017年の卓上カレンダーの5月、6月をアップさせていただきます。
よろしければ、DLLしてプリントアウトして使ってください。

用紙サイズはA4版でOKです。

イラスト外側のグレーの枠をカットすると、CDケースに収まるサイズです。






この前、年が明けたと思ったばかりだったのに、もうゴールデンウィーク間近なのですね。
一年が経過するのが早いです。

2017年4月19日水曜日

浦佐毘沙門堂に行ってきました!

4月の第一週に、浦佐毘沙門堂に行ってきました。
アップが遅れてしまったのですが、そのときの写真を掲示させていただきます♪

撮影場所がわかるように、
書籍「新潟県浦佐毘沙門堂裸押合の習俗」内の毘沙門堂地図を引用いたします。

新潟県浦佐毘沙門堂裸押合の習俗より
①門前から山門
②山門
④回廊
⑤回廊(中ほど)

⑥不動尊
⑦毘沙門堂
⑧毘沙門堂(多聞天額面)
⑨別行殿(宝物殿)回廊から撮影
⑨山門
新潟県浦佐毘沙門堂裸押合の習俗より(毘沙門堂内平面図)
①毘沙門堂内
②毘沙門堂内
③毘沙門堂内(中央)

2017年4月17日月曜日

魚沼に咲く山野草

魚沼の山々にも春が訪れました。
雪解けに咲く、山野草たちを、妹が写真を撮って送ってくれました。

今日は、野に咲く花たちの写真をアップさせていただきます。


チャワンバナ(白)





チャワンバナ(紫)




ショウジョウバカマ&蝶


カタクリ



マンサク

2017年4月4日火曜日

上越線と虹



こんにちは、魚沼工房の佐藤です。

昨日、妹から魚沼の写真が送られてきました。

上越線と虹のコラボです!

スマホからの撮影ですが、なかなか良い写真でしたので、アップさせていただきました。

スポンサードリンク