2017年2月6日月曜日

浦佐毘沙門堂裸押合い祭







こんにちは、魚沼工房のさとうです。
新年を迎えたかなぁと思ったら、あっという間に節分が過ぎてしまいましたね。

月日が過ぎるのが早いです。
前倒しで行動しないと、置いていかれるばかり……。

ということで!
今日のイラストは、3月3日に開催される、浦佐毘沙門堂裸押合い祭!


2017年の開催は金曜日となります。



前夜祭 3月2日(木)
・ご祈祷⇒午後6時~8時
・点火式⇒午後8時~

大祭当日 3月3日(金)
・稚児行列、福餅撒与など⇒午前8時30分~
・押合、弓張撒与、福餅撒与など⇒午後5時~午後10時45分



浦佐の裸押合い祭は、日本三大奇祭のひとつで、国の無形民俗文化財に指定されていて、大きなローソクを使うことから「大ローソク祭り」とも言われています。

ローソクの重さは約30kg~50kg。
その製造工程は秘伝とのこと。


祭りの起源は、坂上田村磨が浦佐に御堂を建て、毘沙門天王を祀り、
将士や村人と共に国家安穏と戦勝を祈願、五穀豊穣・家内安全・身体健康を祈り、
祝宴を開催し、士気を高めたことと言われています。


また、化け猫退治が祭の始まりという説もあります。

毘沙門に住みついた猫が年をとって化け猫になり
毘沙門堂の堂守(どうもり)を次々と食い殺してしまった。

村人たちが化け猫退治を思案しているとき、一人の修行僧が毘沙門堂を訪れ
村人たちとともに化け猫を退治したという。

このとき、 化け猫にむしろをかぶせ「サンヨ、サンヨ」と掛け声をかけて、
化け猫を踏みつけた。

そのため浦佐では、毎年3月3日に御堂にむしろを敷き、
「サンヨ、サンヨ」という掛け声を唱えながら裸押し合い祭りをするようになったといいいますが、押合い祭で、様々な物が撒かれることからサンヨ=撒与の意味であると思います。


かつては、日光東照宮の「眠り猫」を彫った名工・左甚五郎の作とされる原形を元
「魔除けの猫面」が、毘沙門堂門前で売られていたそうです。

昭和初期に作り手がいなくなりましたが、
魚沼出身の画家・早津剛氏が古い猫面を発見し
猫面の復元が行われ、11980年代に「魔除けの猫面」は復活を果たしたのです。


じつは……。
魚沼工房のさとう。


高校のとき、早津先生と一緒に猫面制作していました(笑)


和紙をすいて、その和紙を石膏でつくった猫のお面に重ねて
乾いたら石膏形からはずし、目と口に色をつける。

伝統文化に触れることができました。
和紙作り、猫面作り、楽しかったです。
良い経験をさせていただきました、ありがとうございます、早津先生!

2017年1月25日水曜日

幻想スケッチラフ画 タイトル:コスモゾーンへ




こんにちは、魚沼工房のさとうです。
今日のイラストは、とよじいのスケッチブックラフ画から、謎の絵です(笑)

イラストの下部に「コスモゾーン」という文字が見えますね。
コスモゾーンってなに? と思い、ネット検索してみましたよ~。

どうやら、巨匠・手塚治虫が作った言葉のようですね。

「火の鳥2772 愛のコスモゾーン」というアニメ映画が、手塚先生監修により1980年に公開されています。
「コスモゾーン2772」は未確認宇宙生命体。危機に瀕した地球を救うためのカギを握ってる存在。

とよじいのスケッチは、いつ描かれたのか年月がわかりませんが「歩道橋」にてと書かれています。
歩道橋で思いついたのでしょうか? なぞ~。

先日、テレビ番組の「やりすぎ都市伝説」を観ました。
「信じるか、信じないかは、あなた次第です」のアレです。

人工知能についての紹介が……。
siriやイライザ、ゾロタクスゼイアンなどですね。
気になる方、調べてみてね~♪

「やりすぎ都市伝説」を観る前、ヒストリーチャンネルで「古代の宇宙人」シリーズを観たのですが、そこでも人工知能や、次なる人類(人類の進化)などについて描かれていました。体内にチップを埋め込んで、脳の能力を……のような話です。

人工知能や機械人間というと、映画「ターミネーター」やアニメ「銀河鉄道999」を思い浮かべ、イコール悪という認識を抱いてしまいますが、

人工知能、器械人間も人類の進化の過程なのかなぁと思いました。
どんな方向に向かっていくのか、わかりませんけど

その後、ドラえもんのCGアニメ映画「STAND BY ME ドラえもん」をチラっと見ました。
そこで、はたと気づいたのです。

トラえもんもロボットだ!

でも、私たちはドラえもんをロボットと思っていません。
「STAND BY ME ドラえもん」の中で、大人ののび太が子どもののび太に
「ドラえもんは君の子どもの頃の友達だから」というセリフがありました。

ロボットだけど、友だちなのです。

「やりすぎ都市伝説」の中でも、ゲストの的場浩司がAIについて
「ドラえもんだと思えばいいんだ」と言っていました。

これに対して、ミスター都市伝説の関暁夫が「よかったぁ!」と安堵の声を漏らしました。
関さんは、ずっと都市伝説でAIについて説明してきたけど、理解(このときの的場さんのように)してもらえなかった、といったことを言っていました。

詳しく語れないこともあり、その中で様々な説明を行っていたのだと感じます。

機械との融合やAIとの関係は、ドラえもんとのび太のようなものだと思えばいいのかな、と個人的に思いました。


はっ!

最初に手塚先生の話がでたわけですから、アトムと言うべきだったのかも(汗)

2017年1月23日月曜日

瞽女のイラスト



こんにちは、魚沼工房のさとうです。
今日のイラストは、雪道をゆく瞽女さんです。

瞽女さんは、三味線や琴を弾き語りながら、各地を巡る盲目の女性芸能者のことを言います。
近年まで活躍されていた、小林ハルさんは「長岡瞽女」と呼ばれています。

私が子どものころ、冬の寒い日、瞽女さんが家を訪れたことがあります。
とよじいと清子と一緒に、瞽女さんの弾き語りを聞いたのですが、
子どもでしたからね、怖いというイメージを抱きました。

先頭の女性の肩に手を置き、その人の肩に後ろの人が手を置く。
列になり、瞽女さんは暗い雪の中を歩いて行きました。

さて、今日のイラストはツギハギだらけですが、実際はツギハギではありません。
スキャナに紙が入らず、分けてスキャンしたところ、ツギハギ状態になりました。

おしゃれかなと思って、そのまま加工せず、ツギハギでアップさせていただきました。

紙のサイズはA3×1.5ほどでしょうか?
いわゆる、大洋紙に書かれているのですが……。

大洋紙? と思った人がほとんどですよね。

新潟県民の方、大洋紙は他県では通じません。
大洋紙ではなく、模造紙です。

大きな紙ということで、新潟県では大洋紙と言います。
ちなみに、wiki先生によると、
山形県では大判紙。富山県ではガンピ。
鹿児島では広幅用紙。九州では広用紙。

など、その土地土地で呼び方が変わるようです。

詳しくは⇒゛模造紙”の呼び方で出身地がわかる

共通語や共通の風習だと思っていたら「違うの!?」
と気付いたときのカルチャーショックっていったらねぇ、アナタ。

今年の夏、平等院に行ったとき、お正月のお焚き上げでスルメを焼くのは新潟だけだって知ってビックリでしたよ。

「なんで、平等院とスルメが結びつく!?」のかについては、機会があったらお話しさせていただきますねぇ。

2017年1月22日日曜日

八海山のイラスト 折立温泉遊歩道から望む八海山

Mt.Hakkaisan

こんにちは、魚沼工房のさとうです。
今日のイラストは、折立温泉遊歩道から望む、八海山です。

折立温泉遊歩道は、魚沼市の下折立付近にある散策路です。
折立釈迦堂へと繋がる階段を登り遊歩道へと入ります。
標高475mの小高い丘からは、八海山や駒ヶ岳が眺望できます。
U字を描くように丘を散策し、諏訪神社裏にある下折立農村公園にでます。

遊歩道終点付近に「大久保のブナ林」というところがありますが、
こちら、新潟県のブナ林100選に選ばれていますよ。

下折立で調べていましたら「下折立の百八灯雪まつり」の写真を見つけました。



折立温泉「百八灯」

毎年3月の第一日曜日に、山の尾根に108の篝火が並ぶそうです。

これ、とよじいがイラスト描いていました!
お正月に帰郷したとき、とよじいの部屋をあさっていたとき、
祭りのイラストの中から出てきたのです。

「この祭り、しらねぇろう(知らないだろう)」と、とよじい自慢げに言っていました!

稲荷大明神に無病息災、五穀豊穣を祈願して、尾根に108の篝火を並べるそうです。
江戸時代から続く伝統行事。幻想的なお祭りですねぇ。
2017年3月第一日曜日だと、3月5日ですね。

「百八灯」のイラストは、後日アップしますね♪

2017年1月21日土曜日

八海山のイラスト

Mt.Hakkaisan

こんにちは、魚沼工房のさとうです。
今日のイラストは、八海山ロープウェー麓駅から望む、八海山。

とよじいは、イラスト内に「山口ゴンドラ場」と書いてありますが、
八海山ロープウェーの登り口です。

麓駅の住所が「山口」で、ロープウェーの前は4人乗りのゴンドラが運行されていたのです。

八海山ロープウェイは、山麓駅から4合目(山頂駅)まで運行しています。
山頂駅まで5分ほどで到着します。
四季それぞれの山の様子がパノラマで楽しめます。

ロープウェイを利用することで、八海山への登山時間が短縮できます。
とはいえ、八海山山頂の八ツ峰は登山素人が挑むには難しい場所。
アップダウン&鎖場続きで、かなりの難所です。
大日岳までの征服コースは上級者向けで、ロープウェーを使って往復6時間以上かかるようです。

八海山ロープウェイは1983年から2001年まで、4人乗りのゴンドラが運行していました。
風に弱く、運休することが多かったそうですが、現在は運休が少なくなったそうです。

八海山ロープウェイの運行は4月から11月。
朝8時ころから夕方の4時頃まで行き来しています。

今は冬でお休みですが、春になったら新緑が綺麗ですよ。
カタクリ群生地があり、4月下旬から5月上旬までカタクリの花が楽しめます。

山頂駅付近には、展望台や展望デッキもあり、周囲の景色が望めます。
パターゴルフや渓流広場など、レジャーを楽しむ施設も。

八海山山頂までの登山だけではなく、景観や自然を楽しむことができますよ。
春になったら、八海山ロープウェーに乗ってみようかな♪

2017年1月20日金曜日

権現堂のイラスト 権現堂の弥三郎バサ

Mt.Hakkaisan

こんにちは、魚沼工房のさとうです。
今日のイラストは、権現堂山から望む「八海山」です。

権現堂、権現堂とよく、とよじいが言っているのですが、
権現堂山は上権現堂と下権現堂とにわかれているのですね。

この山は、弥三郎バサが住んでいる山ではないか!

「悪い子になると、権現堂から弥三郎バサがくる」
子どもの頃に、言われた方も多いのではないでしょうかね。

弥三郎バサがなにものかわからず、恐怖心だけが余計につのるというね。

弥三郎バサの民話は、じつは悲しい物語なのです。

弥三郎という猟師と妻、息子が暮らしていましたが、
弥三郎は雪山に猟に向かい戻ってこなかった。
その息子も猟師になったが、猟から戻ってこなかった。
息子の嫁は悲しみのあまり後を追って死に、
残された乳飲み子を、弥三郎の妻が育てていた。

弥三郎の妻は、孫のために近隣に乳をもらいあるいたが、
最初同情していた村人たちも、しだいに弥三郎の妻をうとましがるようになり、
猟師という職業から殺生による罰とののりし、村八分にされた。

孫は餓死し、弥三郎の妻は鬼と化し、人の子をさらって食らうようになった。
のちに、えらいお坊さんに諭され、弥三郎バサは改心し、
妙多羅天女という名を授かった。

wiki先生によると、 妙多羅天女というのは、
神仏、善人、子供の守護者で、悪霊退散の神。
縁結びの神様でもあるそうです。

新潟県とお隣の山形県で祀られている神様ということ。

弥彦神社に隣接して、 妙多羅天女が祀られているそうですね。

弥三郎バサの伝説は様々あるようで。
猫が弥三郎バサを食って、弥三郎バサになりすましたというものもあります。

弥三郎バサよりも、弥三郎という人物のほうがキーマンかもしれません。

織田信長に小姓として仕えていた、加藤弥三郎という武将がいます。
鎌倉時代の武士、 鳥海弥三郎という方もいますね。

伊吹山(滋賀県)に住んでいた大男、伊吹弥三郎の伝説もありますね。
伊吹弥三郎は富士山を作ったとか!

弥三郎という名前、ポピュラーだったようですね。
かっこいい名前だったのかな、流行の名前。

2017年1月19日木曜日

八海山大崎火渡り大祭のイラスト





こんにちは、魚沼工房のさとうです。

今日のイラストは、八海山大崎の火渡り大祭です。
毎年、10月20日に開催されます。

大寒の寒修行の時期に、季節外れのイラストアップですが、お許しを~。

火渡り大祭が行われる八海山尊神社では、
1月28日から2月3日の節分まで、行者のかたが瀧に打たれ、胡麻祈祷を行い
厳しい修行を通じての祈念が行われます。

満願の日が節分祭となり、
さまざまな福物がまかれます。

節分祭は昼の部、夜の部の2回開催されます。

詳しくは、八海山尊神社のHPをご覧ください♪