6月のブログ記事
京都にある大倉喜八郎の別荘、祇園閣について触れました。
が、正しくは……。
大倉喜八郎の別荘は眞葛荘。
祇園閣は、別荘地内に大倉喜八郎90歳を記念して建築された楼閣。
眞葛荘、祇園閣ともに、京都市東山区にある 本山龍池山 大雲院(織田信長・信忠親子の菩提を弔うために天正15年に創建された寺院)境内にあります。
祇園祭の山鉾をイメージしたという祇園閣は、八坂神社やねねの道からも見えるちょっと気になる建物。
その祇園閣が9月30日まで特別公開されています♪
【第49回 京の夏の旅】世界遺産&京の名建築と夏の庭 大雲院 祇園閣
ガイドと歩く「名勝丸山公園から京都一望の祇園閣へ」というツアーも開催中。
※これからの日程は8月31日(土)9月7日(土)14日(土)16日(月祝)21日(土)23日(月祝)28日(土)
※外から祇園閣を撮影するのはOKですが、内部や閣上からの撮影はNGです。
祇園閣を拝観する前に大雲院本堂へ参拝すると、そこでガイドの方から大雲院の由緒や祇園閣について説明をしていただき、詳しく知ることができました。
祇園閣内部で目を引くのが、壁面に描かれた色鮮やかな敦煌の壁画の模写。
昭和63(1988)年に描かれたそうです。
でも、それよりも目を奪われたのが、丸い照明器具を持つ青銅製の奇獣。
写真参照:祇園閣内部の照明【本山龍池山 大雲院HP 祇園閣と大倉喜八郎より】
内部の天井にある十二支の装飾や阿弥陀如来像など、見どころはたくさんありますが、一番印象に残ったのが、妖怪フリークと呼ばれた伊東忠太の嗜好がわかる照明器具でした。
閣上は一周することができるので、周囲の眺望を360度眺めることができます。
さて、祇園閣が特別公開しているように、第49回「京の夏の旅」では、世界遺産登録30周年記念&京の名建築と夏の庭をテーマに、通常非公開の文化財が9月30日までの期間限定で特別公開されています。
そして、スタンプラリーも開催されていて、特別公開対象箇所(旧三井家下鴨別邸を除く)から2箇所拝観してスタンプを集めると、指定の場所で涼味メニューの特典が受けられます♪
祇園閣と八坂神社、近いので両方拝観して2箇所スタンプゲットしました。
さてさて、今回は祇園閣を見たい気持ちが急いて、大倉喜八郎の別荘、眞葛荘の様子や大雲院の総門や南門、鐘楼などを拝観しなかったのが失敗点でした。
大雲院の境内は歴史的な建物がたくさんあるので、ゆっくり散策してくださいね。