Mt.Hakkaisan |
新潟県を代表する日本酒「八海山」。
淡麗旨口で人気のお酒ですが、その名の由来になっている山が南魚沼市にある八海山です。
山頂付近には8つの険しい峰があり、上ったり下りたりを繰り返しながら頂上を目指します。
登山をする人にも、景観を楽しむ人にも愛されている霊峰「八海山」ですが、先にお伝えした清酒「八海山」に魅せられた海外の方がいます。
2013年2月に八海山ブランドのアンバサダーに任命された、ティモシー・サリバンさん。
ティモシーさんは、以前からNYで日本酒の啓蒙活動を行われていたとのこと。
ティモシーさんは、NYの寿司屋で「純米吟醸 八海山」を飲んで、八海山のファンになったそうです。
八海山の味に感銘を受けたティモシーさんは、日本酒への関心をより深め、もっと日本酒を知りたいと思うようになったといいます。
そして、世界中の酒蔵や酒屋、日本酒を取り扱うレストランの情報が掲載されたWEBサイトUrbanSake.comを立ち上げます。
その後、ティモシーさんの活動を知った八海醸造がティモシーさんにアプローチ。
蔵に来てもらったり、酒造りを体験してもらったり、文化交流を通じて八海山への理解を深めてもらったそうです。
2016年には、秋から春まで蔵人と同じ環境で酒造りを体験。
ティモシーさん自身は「私には酒造りの才能はないけれど、より良い日本酒の教育者となれる」とおっしゃっています。
灯台もと暗し。
日本酒の良さを本当の意味で日本人は理解していないのかもしれませんね。
NYからの新しい風をティモシーさんが運んできてくれたこともあり、
八海山の活動展開はさらに広がりを見せます。
「2017 Ultimate Wine Challenge(NYワイン品評会)」での最高位Chairman's Trophyの受賞や「2017 Los Angeles International Wine Competition(LAwain ワイン品評会)」などでも高い評価を獲得。
世界に八海山の良さが伝わるようになりました。
これからも、展開を拡大する清酒「八海山」の様子を、霊峰「八海山」は見守っていてくれることでしょう。
参照:SAKETIMES 八海山の地域・文化・ストーリーをまるごと輸出する