昨日のブログ記事
祇園閣の設計を手がけたのは、工学博士で建築家の伊東忠太です。
平安神宮、明治神宮など著名な建築設計を行っていて、個人邸宅や記念碑、お墓なども設計していたそうです。
そして、不思議な動物や妖怪のモチーフの飾りを建物に施すというのが伊東忠太の建築物の特色。
幼少から絵を描くのが好きだったようで、魑魅魍魎の姿をかりて社会情勢を絵葉書に綴った風刺漫画(大正3年~昭和25年にかけて)が「阿修羅帖」として出版されています。
そして、6月のブログ記事で触れた――
昨日のブログ記事
祇園閣の設計を手がけたのは、工学博士で建築家の伊東忠太です。
平安神宮、明治神宮など著名な建築設計を行っていて、個人邸宅や記念碑、お墓なども設計していたそうです。
そして、不思議な動物や妖怪のモチーフの飾りを建物に施すというのが伊東忠太の建築物の特色。
幼少から絵を描くのが好きだったようで、魑魅魍魎の姿をかりて社会情勢を絵葉書に綴った風刺漫画(大正3年~昭和25年にかけて)が「阿修羅帖」として出版されています。
そして、6月のブログ記事で触れた――
6月のブログ記事
京都にある大倉喜八郎の別荘、祇園閣について触れました。
が、正しくは……。
大倉喜八郎の別荘は眞葛荘。
祇園閣は、別荘地内に大倉喜八郎90歳を記念して建築された楼閣。
眞葛荘、祇園閣ともに、京都市東山区にある 本山龍池山 大雲院(織田信長・信忠親子の菩提を弔うために天正15年に創建された寺院)境内にあります。
祇園祭の山鉾をイメージしたという祇園閣は、八坂神社やねねの道からも見えるちょっと気になる建物。
その祇園閣が9月30日まで特別公開されています♪
【第49回 京の夏の旅】世界遺産&京の名建築と夏の庭 大雲院 祇園閣
ガイドと歩く「名勝丸山公園から京都一望の祇園閣へ」というツアーも開催中。
※これからの日程は8月31日(土)9月7日(土)14日(土)16日(月祝)21日(土)23日(月祝)28日(土)
※外から祇園閣を撮影するのはOKですが、内部や閣上からの撮影はNGです。
祇園閣を拝観する前に大雲院本堂へ参拝すると、そこでガイドの方から大雲院の由緒や祇園閣について説明をしていただき、詳しく知ることができました。
祇園閣内部で目を引くのが、壁面に描かれた色鮮やかな敦煌の壁画の模写。
昭和63(1988)年に描かれたそうです。
でも、それよりも目を奪われたのが、丸い照明器具を持つ青銅製の奇獣。
内部の天井にある十二支の装飾や阿弥陀如来像など、見どころはたくさんありますが、一番印象に残ったのが、妖怪フリークと呼ばれた伊東忠太の嗜好がわかる照明器具でした。
閣上は一周することができるので、周囲の眺望を360度眺めることができます。
さて、祇園閣が特別公開しているように、第49回「京の夏の旅」では、世界遺産登録30周年記念&京の名建築と夏の庭をテーマに、通常非公開の文化財が9月30日までの期間限定で特別公開されています。
そして、スタンプラリーも開催されていて、特別公開対象箇所(旧三井家下鴨別邸を除く)から2箇所拝観してスタンプを集めると、指定の場所で涼味メニューの特典が受けられます♪
祇園閣と八坂神社、近いので両方拝観して2箇所スタンプゲットしました。
大雲院の境内は歴史的な建物がたくさんあるので、ゆっくり散策してくださいね。
有明山がはちまきをすると雨となる
常念岳に朝日があたるとその日は晴
雲が少しもなくて穂高から白馬岳まではっきり見えるとき、近いうちに天気が変わる
梓川の音がとどろくときは、すぐ雨になる
穂高に虹が立つと晴れる
常念の峰だけ出て雲が帯のように引くと雨に
穂高が間近に見えると雨が降る
12時前にやんだ雨は次の日また降り出す
朝雨は天気になる
2023年『蔵春閣』が新潟県新発田市の東公園に移築されました。
蔵春閣は、東京の向島、隅田川沿いにある大倉喜八郎の別邸内に、政財界の人々や海外の賓客をもてなすための迎賓館として明治45年に建てられた建物です。
その後、向島から船橋へ移設。2012年~2013年に解体、大倉文化財団より新発田市へ寄贈。
2020年より移築着工。
2023年4月29日に一般公開されました。
蔵春閣で目をひくのは、室内の装飾。
大倉翁が蒐集した美術品や工芸品などがあちこちに使われ、建物そのものがまさに文化財。
なのですが、注目はそれだけではなく、建物の移築(修復・施工)をした大成建設さんの匠の技!
ここはあえて新発田市が紹介する蔵春閣のサイトではなく、大成建設さんの蔵春閣移築プロジェクトについてのサイトをリンクさせていただきます。
de'-TAISEI DESIGN WORKS2023 蔵春閣
蔵春閣や大倉翁については、こんかいこれくらいで。
別の機会にゆっくりまた。
今日の主は、京都にある大倉翁の別荘(別邸)。
その地にある祇園閣。
祇園祭りの山鉾をイメージして作られた祇園閣は銅閣寺という別名を持っています。
―屋根は銅板葺きであるが、これは大倉喜八郎が金閣、銀閣に次ぐ銅閣として作らせたためである―
引用:Wikipediaより
※今日のイラストは金閣寺(銅閣寺つながりで)
そして、祇園閣の設計を手がけたのが、建築家の伊東忠太。
平安神宮、明治神宮、大倉集古館など多くの作品を手がけているのですが。
実は蔵春閣を作るとき、大倉喜八郎は伊東忠太に意見を求めています。また、東京港区にある「大倉集古館」の設計も伊東忠太が手がけています。
さらに、新潟にも伊東忠太設計の建物があるのです……それは!
柳絮(リュウジョ)
5月中旬、東大寺を訪れた知人が、大仏殿にフワフワ埃のような物が舞っていて気になったというので、フワフワしたものが何か調べてみました。
東大寺の境内(大湯屋)に丸葉柳(アカメヤナギ)という柳があり、春(初夏)に種子を包んだ白い綿毛、柳絮を飛ばすのだそうです。
大仏殿の参道にもアカメヤナギ(保存樹の説明板に書かれている名称。Wikipediaでは丸葉柳の別名としてアカメヤナギと表記)があります。
新緑の中、白い柳絮が舞っている動画が東大寺公式SNSにアップされていました。
動画もいいですが、小説家・田山録弥の『花二三ヶ所』に柳絮を描いた(以下の)美しい一説があります。
もう一つ春の花の印象として忘れられないのは、北京の郊外の玉泉山のあの天下第一泉の碑の立つてゐるところで、柳の花の飛ぶのを見たことであつた。
柳絮雪の如しとか、柳絮満天に飛ぶとかよく言つてゐるが、それを眼にしない中は、私は例の支那人の誇張癖とばかり思つてゐたのである。
それにしても、その美しさは! そののどかさは! 丸で粉雪か何ぞのやうに池の上に千点万点落ちて来るさまは!
それにあたりには蛙が頻りに鳴いてゐる。池には天下第一泉の清い水が滾々として湧き出してゐる。日は麗かに照つてゐる。実際、唐扇にでも書いてありさうなシインであつたのを記憶してゐる。
【引用:田山録弥『花二三ヶ所』】
東大寺は大湯屋の丸葉柳から舞う柳絮が風物詩のようですが、シダレヤナギをはじめとしていろいろな種類の柳があり、初夏にはあちこちで果穂がはじけて種を包んだ綿毛が飛んでいく様子が見られるそうです。
知人は柳絮を埃と思っていましたが、私も今までタンポポの綿毛? と思っていたものが柳絮だったかもしれない……。
今度フワフワするものを見たらケサランパサランかも!? などと思わずよくよく確認しよう。
上高地のネイチャーガイドファイブセンスさんのブログに
柳絮を見て柳の種類を見分けることができるか? という記事が掲載されていました。
上高地でも柳絮は初夏の風物詩とのことです。
7月、8月が楽しみですね。
昨年は筍がでない年だったけれど、今年2024年は筍が豊作とのこと。
筍には裏年と表年があって、出る年と出ない年が1年ごとに繰り返すそうです。
筍というと、モウソウチク(孟宗竹)が一般的ですが、今日アップしたイラストに描かれているのは、チシマザサ(千島笹)。
標高の高い山地に多く育つ植物で、雪の重みで根元が曲がる、根元が土から斜めに生えているから、ネマガリタケ(根曲がり竹)とも(私はネマガリタケとして認識していました)呼ばれています。
とよじいも「根曲がり竹の子」と書いていますね。
さて、先日モウソウチクの筍を2本頂戴したので、いろいろな料理を作りました。
1日目、筍ご飯と味噌汁。
2日目、プラスでうま煮。
夜、朝、昼と筍づくしを美味しくいただいておりましたが、昼餉の後に急なめまいが……。
寒気と吐き気とめまいがして横になって、その後朝まで……。
翌朝には不調は治っていたのですが、めまいがしたときに、何となく考えていたことがあります。
それは……「もしかして、筍食べすぎた?」
後日ネット検索しましたら、やはり食べ過ぎはよくないという記事が多々見つかりました。
体質や体調にもよるのでしょうが、
過ぎたるは猶及ばざるが如し、中庸が大切……食材は適量が大切。
美味しくても「づくし」は注意と痛感しました。
とはいえ、実は今年2回目のづくし症状。
1回目の食材と様子はまた別の機会に……。
筍について【参考】サイト:農林水産省 aff03 March 2021号